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CVE-36
VCT抵抗測定装置

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概要

VCT回路の抵抗測定においては、従来は配電盤に4極テストプラグを挿入しテスターを用いて測定していましたが、測定箇所が多くなると測定の手間が極端に多くなることで、作業時間が大幅に増える事や、接続ミスや転記ミスなどの作業ミスの可能性の問題がありました。この課題に対し、本測定器はこの作業を自動化しました。これにより作業時間を大幅に削減する事が可能になり、かつ作業ミスの防止が期待できます。
本製品は東北電力株式会社 石巻電力センター様の令和元年度委託研究により開発されたものです。

特長

自動測定

最初に配線を被測定物に接続してしまえば、ボタン1つでVCT抵抗測定のすべての組み合わせの測定を自動で測定できます。これにより作業時間の削減に加え、作業ミス防止が期待できます。

測定結果の全表示

測定結果はすべての測定の組み合わせを1画面上に表示でき、結果をすぐに一目で確認できます。

高リアクタンス負荷対応

デジタルテスターでは測定しづらい高リアクタンス負荷も自動で測定できます。自動での測定が不安な場合はマニュアルでの測定もできます。

作業しやすい

ケース不要でそのまま持ち運びできるトランク形状です。また電池で動作しますのでAC電源の接続も不要で、1つの測定箇所から他の測定箇所への移動が容易です。

すばやく取り付けできるケーブル

配電盤に挿入する4極テストプラグにすぐに接続や取り外しができるように付属のケーブルにはあらかじめY型圧着端子がついています。また、ケーブルは本体直付けであり本体にそのまま収納できますので、取り付けの手間を省きました。

データ保存機能

全測定データは、内蔵のプリンタですぐに印刷できますので、測定値の転記ミスを防止できます。またUSBメモリへの記録機能がありますので、パソコンに測定値を手入力する手間を省き、入力ミスを防止することができます。

タッチパネルによる操作、表示

全ての操作を表示器のタッチパネルで行いますので操作が直感的でわかりやすくなっています。

外部抵抗計接続

市販の抵抗計やテスターを本測定器に接続することが出来ます。この場合、本測定器は切り替え機として機能します。

外観

運搬/収納時(トランクふた閉)


測定時

測定回路構成例

パネル外観

タッチパネル画面例

仕様

測定方法 4端子法
レンジ
分解能
測定電流
レンジ(Ω) 分解能(Ω) 測定電流(mA)
200.0 0.1 10
2.000K
20.00K 10 0.1
200.0K 100 0.01
2.000M 1000 0.001
測定確度 ±1%(レンジのフルスケールに対する割合)
オートレンジ 被測定物の抵抗値に合わせ、最適な測定レンジを自動選択
オートパワーオフ 最後の操作または測定終了から約3分後に電源OFF
電源 単3アルカリ乾電池10本(単3ニッケル水素充電池は使用不可)
連続使用時間 約1時間(アルカリ乾電池使用の場合。気温により異なる)
外形寸法 300(W)x222(H)x280(D) (単位:mm 突起部除く)
6kg(電池除く)
付属品 ・抵抗計接続ケーブル
・USBメモリ
・単3アルカリ乾電池10本
オプション(別売り) 測定アタッチメント予備(圧着端子なし)

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