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HOME > 製品情報 > 発変電所主回路一次通電試験装置(CVE-22)
発変電所の工事等において主回路及びVCT回路の確認試験を実施する必要がありますが､本装置は発変電所主回路に試験電圧を印加し､主回路検相及びVCT二次回路の総合的な確認試験を行うことを目的とし､平成16年､17年に東北電力(株)山形技術センター様の委託研究により開発･改良されたものです｡
本装置の従来機種として､VCT回路一次試験器CVE-15及びCT回路一次試験器CVE-20がありますが､これらに対し､下記特徴があります｡
従来機種では電源装置及び抵抗箱等の複数のユニットから構成されていましたが､本装置では抵抗箱は本体の蓋に組み込まれており､使用時は分離し､収納時は一体化します｡
装置の重量を軽減するため､特に二次側試験で使用する抵抗器を0.1 Ωと小さくし､電源トランス容量を最小限としました｡
試験電圧を押しボタンスイッチにより選択することができます｡
電圧､電流､位相計を内蔵し､試験の省力化を図りました｡特に位相計は一次側(電源)電圧 R-N,S-N,T-N,R-S,S-T,T-R と二次側電流 R,S,T との任意の組み合わせの位相を0～360ﾟ(遅れ位相を正)で表示できます｡
主回路及びVCT回路の確認試験の方法として､変圧器の一次側から試験電圧を加える方法(一次側試験)と変圧器二次側から試験電圧を加える方法(二次側試験)がありますが､本装置はその両方に対応できます｡(図1,2参照)
図1 一次側試験
図2 二次側試験
外観1
外観2
一次側(電源)接続状況
| 試験方法 | 機器区分 | 項 目 | 内 容 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 一次側試験 | 電源装置 | 入力電圧 | 三相交流200V 50Hz | |||
| 試験電圧(V) | 25 | 50 | 100 | 200 | ||
| 試験電流(A) | 8.3 | 4.1 | 2 | 1 | ||
| 容量(VA) | 360 | |||||
| 重量(kg) | 25(抵抗ボックスを含む) | |||||
| サイズ | D262×W372×H290(mm) | |||||
| ケーブル | 仕 様 | VCT 3.5mm2-4C-5m | ||||
| 重量(kg) | 2.6 | |||||
| 電源ケーブル | 仕 様 | VCT 2.0mm2-3C-30m(ドラム型) | ||||
| 重量(kg) | 8.8 | |||||
| 二次側試験 | 電源装置 | 入力電圧 | 三相交流200V 50Hz | |||
| 試験電圧(V) | 5 | |||||
| 試験電流(A) | 20 | |||||
| 容量(VA) | 200(専用保護回路要) | |||||
| 重量(kg) | (一次側試験と兼用) | |||||
| ケーブル(電源～供試体) | 仕 様 | 3PNCT(3芯) 5.5mm2-7m | ||||
| 重量(kg) | 3.5 | |||||
| 抵抗ボックス(蓋) | 抵抗値(mΩ) | 100 | ||||
| 容量(W) | 200 | |||||
| 冷却ファン | 有り(DC24V-4.2W) | |||||
| 重量(kg) | 4.6(電源装置に含む) | |||||
| ケースサイズ | D262×W372×H120(mm) | |||||
| ケーブル(供試体～抵抗) | 仕 様 | 3PNCT(3芯) 5.5mm2-7m | ||||
| 重量(kg) | 3.5 | |||||
| 電 圧 計 | 出力電圧 RN,SN,TN,RS,ST,TRを測定できる 測定精度±1% | |||||
| 電 流 計 | 出力電流 R,S,Tを測定できる 測定精度±1% | |||||
| 位 相 計 | 入力電圧 RN,SN,TN,RS,ST,TRと 出力電流R,S,Tの任意の組合せの位相測定ができる 測定精度±3°(ただし､ 出力電流が定格値の30%以上) | |||||
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